ピークを乗り越えてすぐ、小さな石室の中にお地蔵さんが鎮座する横尾峠に着く。周りはいくつかの道標があって
かなり整備されてきている。10年ほど前に通りかけた時は遙か山奥のヤブに阻まれた尾根道というイメージであった。
やまあそさんは興味深そうに石に刻まれた文字の解読。
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明るい稜線を満喫
ここから西は再び雑木林となる。見覚えのある鉄塔下を過ぎて福居からの道と合流し大きな鞍部に降りる。
ここの鞍部はいつ来てもいい感じである。ここから山頂まで長い尾根歩きがさらに続く。
山頂へは覚悟はしていたものの約100mの高低差を登る。心臓やぶりの登りという道標は、大げさだなと思ったが
なかなかきつい登りだった。京都から来たという団体さんが20名以上で降りてくるのを待つとちょうどいい休憩となった。
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山頂から若丹尾根
山頂は静かになっている。遮るものがない展望で日差しも強い。
東に歩いてきた尾根、南の山々、西の峰々、北の下山尾根やうっすらと若狭湾など眺めを堪能する。
やまあそさんは手水鉢の彫り文字にご執心。祠が立派になっていた。三田の山喜多さんご一行と出くわす。
下山は北尾根。しばらくは緩やかな尾根歩きだったが、ロープのある難所があって、登ってくる人を待つ。
その間に、周りを見渡して期待していたイワウチワやシャクナゲを探す。イワウチワは険しい岩陰により多く群生していて
見頃だが、シャクナゲはまだつぼみがほとんど。山道から遠く離れた斜面の下に咲いているものがたまにある。
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難所を見上げる
雑木から植林に入ると、つづら折れがしつこく続いて枯れた沢に到着。若い女性達が野鹿の滝を見に来たと昼食中。
滝はもっと下流側になる。林道歩きでぶらぶらといく。まばゆいばかりの新緑につつまれた道は谷道でも爽快である。
沢の流れは大きくなってきて豪快な水しぶきをあげる。段差もあったり、堰堤に溜まった土砂で緩やかになったり。
道脇の土手に何か花はないかなと気にしていくも、珍しい発見はなかった。それでも新緑と水音で余りある歩き。
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新緑の林道
野鹿の滝は林道脇の階段を降りていく。先程林道から少し見えた落ち口から想像するよりも立派な滝がかかっている。
周りの谷も緑のシャワーの中でいい感じだ。
あらかじめ置いてあったたぬきさんの車に乗せていただいて道の駅に着く。午後の陽射しは暑い。
にぎやかで春爛漫の陽射しを楽しむ人たちであふれていた。
みなさん、ありがとうございました。いい緑を堪能できました。
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2010.8.10. BY M.KANE